ちょっと一息〜健康コラム
ちょっと一息〜健康コラム
文書作成日:2020/09/05


 何かの拍子に突如あらわれる蕁麻疹(じんましん)。広範囲に広がったぶつぶつ、強いかゆみなどは、体の見逃せないサインかもしれません。特に薄着の季節は、広がった蕁麻疹が目立ち、気になる方も多いようです。そんな蕁麻疹の原因や対処法などについて、改めて考えてみませんか。




 蕁麻疹とは、突然赤くなって腫れたり、ぶつぶつが現れたりする皮膚の病気のひとつです。腫れやかゆみを伴いますが、たいてい数時間から1日以内で治まります。その原因については、アレルギー性と非アレルギー性のものがあります。主に、1度だけ出てすぐに消える「急性蕁麻疹」と、出たり消えたりが1ヵ月半以上続く「慢性蕁麻疹」があります。慢性蕁麻疹の場合は、夕方以降に症状が悪化する場合が多くみられます。ただ、蕁麻疹が人へうつる心配はありません。

・アレルギー性が原因の蕁麻疹
 アレルギー性蕁麻疹の原因は、食べ物や薬物、植物、虫などさまざまですが、それらが原因で蕁麻疹ができるのは、全体のうちのわずかだと考えられています。

・非アレルギー性が原因の蕁麻疹
 非アレルギー性蕁麻疹の原因は、「物理的な刺激(日光、寒冷、接触等)」、「コリン性(汗をかくことで起きる)」、「仮性アレルゲン(食品を食べてアレルギーとなるのではなく、特定の食品が皮膚に触れることで起こるもの)」があり、これらをまとめて「刺激誘発型の蕁麻疹」と呼びます。

 その他、蕁麻疹は原因が特定できないものが全体の8割ほどで、これを「特発性蕁麻疹」と呼びます。つまり、蕁麻疹の正体はまだまだ解明されていないのです。



 蕁麻疹が繰り返し起こるようなら、「いつ、どこで、どんな状態のときに起こったのか」をメモしておき、共通点を探ってみましょう。また、その日に食べたものや体調なども注意深く確認しておくと、原因がみえてくるかもしれません。原因がある程度予測できたら、それを皮膚につけてどうなるか、食品なら少しだけ口にしてどうなるか等を確認してみると、原因が特定しやすくなります。病院で食物アレルギーの検査もできますが、特定の食物アレルギーがあってもそれが蕁麻疹の直接の原因とは限らないため、血液検査は参考程度に考えておく方が良さそうです。



 蕁麻疹の直接の原因を特定するのは難しいとされていますが、近年、その人にとってアレルギー性のある食品を食べた後にすぐ運動すると、蕁麻疹ができやすいとの報告があります。ひどい場合は、蕁麻疹だけでなく息苦しさや咳、呼吸困難などアナフィラキシーの症状がでる場合もあるので注意が必要です。



 病院では、蕁麻疹に対して主に「抗ヒスタミン薬の服用」と蕁麻疹のかゆみ、赤み、腫れなどを抑える「かゆみ止めの塗り薬」を併用する方法が用いられます。かゆみがひどいときや蕁麻疹が出る頻度が多い場合は、内科での受診をおすすめします。自宅で症状を抑えるには、蕁麻疹を氷で冷やしたり、ゆっくり休息をとったりしましょう。

 蕁麻疹は、まだ原因不明の部分が多いため改善するのは簡単ではありませんが、何らかの接触や食品アレルギー、体調不良などによって誘発されていないか気を配りながら、自分の体と向き合っていきたいですね。

※文書作成日時点での法令に基づく内容となっております。
 本情報の転載および著作権法に定められた条件以外の複製等を禁じます。
お問合せ
グラビス税理士法人
〒530-0016
大阪市北区中崎3丁目1番20号
TEL:06-6376-2751
FAX:06-6376-2750
メールでのお問合せ
 
 
イクラちゃんねるバナー